なんなんだろう。医療というシステムの中では性別は関係ないと思ってはいるのだが、
放射位置を決めるCTチェックでは男性二人からの指示で
なんとなくみじめというか、哀しくなった。
足や腹部なら違っていたかもしれない。
やはり胸ということが、特別な感情を抱かせるのかもしれない。
その胸の一部を切り、そこを治療していくということ。
これは実はとても心が痛むことなのだ。女性にとって・・
そんなことを放射線治療の位置決めの時に感じた。
母が胸を全摘し、その切り取った胸をバットに乗せて
医師から見せられた、遥か昔。
大きな乳房を見て、なんて残酷な病いなんだろうと思った。
自分の身に同じことが起こった時
私は全摘か部分切除にこだわった。
初診時、そして手術が決まった時にも
迷いなく部分切除を選んだ。
いろんな体験談を読んでいると
命だ大切だから「さっぱり切り取ってください」と言える人の話も読んだ。
でも、どうしても自分には、そんな選択ができなかった。
全摘すれば、今回のような放射線治療は不要になる。
でも、放射線治療を受けてでも、できるだけ自分の身体を
そのまま残したい思いが私にはあった。
CTでの位置決めで、なんとなく女性として惨めな気持ちになりながら
自分の胸なのか、女性性なのか、これまでにないこだわりを
今さらながら発見してしまった。
対応してくださった方々はとても丁寧で気遣っていただいた。
私自身の問題なのだと思う。
いやはや、女性としての問題なのだろうか?