母の死を思うと今も胸が痛む。
あの頃、私は母の死が自分のせいだと思っていた。
父にも「お前のせいだ」と言われ、その後自責の念を抱え続けた。
当の母は、自分の死後、私が苦しむことを予期したのだろう
亡くなる少し前に私に問うた。
私がこうなったことを自分のせいだと思ってるでしょ?
私は答えた。「思ってるよ」と。
母は言った。「それは違う。私がこうなったのは自分のせい。
だから、あなたは自分のせいだと思わなくていいから」。
何も答えられず、涙だけ溢れた。
もう、それよりも前に戻ることはできず、来るべきその日に向かっていた。
そして、その日はやって来た。
母の死は、家族を壊し、私自身が自分の未来、
キャリアと真剣に向き合わざるを得ない状態を生み出した。
とても苦しい日々の始まりだったと振り返って思う。
その母より10歳長く生きた私が、母と同じ病気になった。
母が悔しい思いをした分だけ私は私自身を生きただろうか?
そう自分に問いかける。
少なくとも、50歳で命を終えなければならなくなった母が抱えたであろう思いがなくなるよう
私は一生懸命自分を生きたと思う。
それは人とは比べられない自分だけの人生で、自分だけが満足していればいいこと。
なんにも後悔していないよ。何ひとつ。
私はずっと私だったからね。