手術翌々日。髪を洗ってもらう。
手術翌々日。髪を洗ってもらう。

手術翌々日。髪を洗ってもらう。

体温、血圧、酸素濃度、傷口の確認が
一日4回ある。

体温は平熱より高めで血圧は低い。上が100を切っている。

傷口は問題なく、痛みもない。
身体を少しひねった時にひきつるくらい。
これは当たり前だな。

切った場所より少し左を押すとドンと痛む。
主治医の回診の際に尋ねると
感覚神経を引っ張っているせいとのこと。
何か新しいものがあるわけではないようで安心した。

仕事の携帯をオンにすると
今日面接予定の人からの電話が何度かかかっていて
慌てて対応した。

自分が発病して、不安も抱えたことで
対象者の心に少し近づいた気がする。

入院中に読もうと持ってきた川上未映子の「黄色い家」を読み切った。
彼女の文体、ストーリーはいつも私の中にすっと入っていく。

物語に描かれた世界は、私が日常支援している人たちの中に
当たり前のにように存在しているものだった。
でも、ほとんど世間一般の人たちは知らない。気づきもしない。
世の中の不合理、理不尽のすべて・・でも与えられた人だけが
それを受け止めて乗り越えていくしかない。
どうすれば救われるのだろうか・・・

私に起こった物語、私が抱える課題も私だけのもの。
結局、狭い世界で、それぞれが自分の感情と向き合っている。

3日ぶりに髪を洗う。手伝ってもらいながら。
少しだけシャワーを使う。
どちらもあがたい。

こっそり病院を抜け出して
本を買いに行った。文庫を2冊。入院する前にチェックしておいた新刊。
最初から買っておけばよかった・・そう思うながら1冊をいっきに読み切った。
これも私の仕事の中にたびたび登場する人間心理の物語だった。

やっぱり私の仕事はおもしろい・・・言葉は適切でないかもしれないけれど
個人、社会、世界まで見渡せる。

また、仕事に戻れるとうれしい。
これまで以上に敏感になろうと思う。
私にしかできない私の感覚を生かして。

夜だけつながるwi-fiで映画を見て眠った。

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